バーチャルオフィスのリスクとは?最新のトラブル事例も交えて解説!

バーチャルオフィス ノウハウ
読者
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バーチャルオフィスにリスクは無いのかな。料金が安いから使いたいけど、怪しいって噂も聞くよ。どんな噂があるのか気になるね。

こんな不安な気持ちを本記事で解消いたします。

本記事の内容
  • バーチャルオフィスがどのようなものなのか
  • バーチャルオフィスのリスク
  • おすすめのバーチャルオフィス

バーチャルオフィスは正しく使えば安心です。

メリットが多いので、多くの人におすすめできます。

ただし、比較的新しいサービスのため、トラブル事例があるのも事実です。

すん
すん

私も初めてバーチャルオフィスを使うときは、ドキドキでした。

いま時点では、トラブルに巻き込まれることなく便利に使えています!

バーチャルオフィスを使う前にトラブル事例を知っておきたいと思われる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスとは、実際のワークスペース以外の機能を提供するサービスです。

どのようなサービスなのか詳しく確認していきましょう。

実際の業務スペースがないオフィス

バーチャルオフィスのメインのサービスは、住所の利用が出来る点です。

運営会社が提供する住所を、複数の利用者が利用するのがバーチャルオフィスの特徴です。

住所が利用できるメリットは以下の通り。

住所を利用できるメリット
  • 自宅の住所を公開せず、プライバシーを確保できる
  • ビジネス街の住所を利用できる
  • 住所だけの利用なのでコストが抑えられる
すん
すん

バーチャルオフィスで、仕事上の住所の確保。仕事場は自宅という方が多いです。

自宅の住所を公開すると、イタズラに悩まされることもあります。

実は、トラブル防止にもバーチャルオフィスは役立つんです!

レンタルオフィスとの違い

レンタルオフィスとの違いは以下の通り。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い
  • コスト
  • ワークスペースの有無
  • 信用問題

コストに関しては、バーチャルオフィスのほうが圧倒的に抑えられます。物理的なスペースの提供がない分、コストを抑えたサービスを提供しています。

バーチャルオフィスには物理的なスペースはありません。何らかの事情で自宅で仕事ができない場合はレンタルオフィスを利用したほうがメリットを享受できそうですね。

またバーチャルオフィスはレンタルオフィスと違って、オフィスの実態がないため、銀行や公的機関からの信用が低い傾向があります。

バーチャルオフィスのリスクとは

バーチャルオフィスのリスクは以下の通り。

バーチャルオフィスのリスク
  • 法人登記できない場合がある
  • 銀行口座が作りにくい
  • 取引先にバーチャルオフィスだと知られてしまう

リスクについて、詳しく確認していきましょう。

法人登記できない場合がある

バーチャルオフィスは住所だけの利用で、実態のあるオフィスとしての住所があるわけではありません。

そのため許認可が下りない業種もあるのです。

許認可が下りない業種例
  • 古物商
  • 職業紹介業
  • 人材派遣業
  • 不動産業
  • 士業(弁護士・行政書士・税理士など)
  • 建築業
  • 探偵業
  • 風俗業
  • 廃棄物処理業

特に古物商は注意が必要です。

最近の副業ブームで「せどり」という副業を行う方が増えてきています。

せどりを行うためには、必ずしも古物商の免許を得る必要はありません。

しかし、売上額があまりにも大きくなりすぎると確定申告時にトラブルになるので、古物商を取る方も増えています。

バーチャルオフィスでも古物商の認可が降りるかというと、ほぼ下りないという点に注意しましょう。

事務作業などを行う実態のあるスペースの設置が許認可の条件だからです。

その他の業種も実態のあるスペースが許認可の要件なので、上記の業種に該当する方は、バーチャルオフィス以外の方法を検討しましょう。

銀行口座が作りにくい

バーチャルオフィスの住所では、銀行口座が作りにくいというリスクもあります。

厳密に言うと作れないわけではありませんが、厳しく審査されてしまいます。

なぜ厳しく審査されるかというと「犯罪収益移転防止法」という法律があるからです。

バーチャルオフィスは安価で、他のオフィスに比べると契約しやすいため、かつて詐欺集団や犯罪集団に利用されたことがあります。

法人口座をいわゆる、マネーロンダリングなどの資金洗浄に使ったことがあるのです。

上記のような背景から、金融機関も厳しく審査をせざるを得ず、そもそもバーチャルオフィスでは法人口座が作れないという所もあります。

すん
すん

法人口座を作るときに厳しく審査されますが、身元がしっかりしていれば問題ありませんよ。

事業内容や事業計画を銀行にしっかり説明できることが大事ですね!

クライアントなどにバーチャルオフィスだと知られてしまう

バーチャルオフィスは、ビジネス街の一等地の住所を利用できます。

ビジネス街の一等地はクライアントからの印象もよく、企業としての信頼を獲得できる効果もあるでしょう。

しかし利用しているのがバーチャルオフィスと知られてしまうと、一気に印象が悪くなる場合があります。

バーチャルオフィスを利用しているからといって、クライアントからの信頼を失うわけではありません。

隠して使っているのをバレたときが、リスクにつながるのです。

クライアントとの打ち合わせのときに、それとなくバーチャルオフィスを使っていることを伝えるのが、リスクを回避する方法の一つですね。

すん
すん

クライアントがバーチャルオフィスに急遽訪問する場合もあります。

バーチャルオフィスに常駐スタッフがいる場合で、不在時の対応をお願いできれば、クライアントからの不信感も払拭できるかもしれません。

バーチャルオフィスのトラブル事例

ここからはバーチャルオフィスで起きた、実際のトラブル事例を確認していきましょう。

すん
すん

トラブルを事前に確認しておけば、トラブルに巻き込まれることもなくなりますよ!

住所を違法な会社が使っていた

以下のニュースが比較的新しい報道です。

「商品の買い取りというサービスを体裁にした新手のヤミ金」専門家が問題提起する『先払い買い取り』とは?集団提訴へ

MBSニュースより引用

この買取業者の利用してた拠点が、バーチャルオフィスです。

買い取り業者という体を取っていますが、違法な貸付を疑われています。

バーチャルオフィスは利用しやすいため、あの手この手で悪徳業者が悪用しようと試みています。

万が一、悪徳業者が利用していた住所を、自分の会社が使っていたら、クライアントはどう思うでしょうか。

同じ住所であるというだけで、誤解を与えかねません。

同じ住所を安く利用できるというのはメリットですが、トラブルに巻き込まれやすいというリスクも把握する必要があります。

すん
すん

最近は、バーチャルオフィスを利用するときの審査も厳しくなっています。

逆に言うと審査が厳しい方が安心して利用できるということですね。

郵便物の誤送、遅配

実体のないバーチャルオフィスで警戒しないといけないリスクの一つが、郵便物のトラブルです。

バーチャルオフィスには郵便物の転送サービスもありますが、転送が遅れて、支払い関係が遅れてしまうということもあります。

頻繁に郵便物の遣り取りをするならば、バーチャルオフィスの運営会社のサービスをしっかり確認することが必要です。

料金が想定以上に高い

バーチャルオフィスはきちんとサービス内容を吟味しないと、意外と高くついたというリスクにつながりかねません。

  • 郵便物の転送頻度
  • 電話の応対
  • 法人登記の有無

上記のなかで、ご自身のビジネスに必要なのはどれかをしっかり吟味しましょう。

最安値クラスで利用できるのは、住所の利用だけということもあるので注意が必要です。

すん
すん

一見、月額料金は高いけど、コミコミでお得という場合もありますね!

物理的なスペースがどうしても必要になってしまった

荷物を置くスペースが必要になったときも、トラブルにつながります。

例えば、ご自身が海外に拠点を移さなくてはいけなくなってしまった場合です。

バーチャルオフィスに荷物を保管するサービスはありませんので、貸倉庫などを別途契約する必要がでてきてしまいます。

すん
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法人登記をバーチャルオフィスの住所で行っている場合は、拠点を移すのは難しいです。

費用がかかってしまいますが、別途オフィスを用意するか、レンタル倉庫を借りるしかありませんね。

副業が会社にバレた

副業は徐々に認められつつありますが、バレてしまうと会社からペナルティを受けるかもしれません。

バーチャルオフィスを利用していて、副業がバレてしまうケースもあります。

なぜなら会社の概要に、住所や代表者名を記載する必要があるからです。

会社に副業を行っていることがバレないようにするには以下のことを注意しましょう。

副業がバレない方法
  • 副業をやっていると言わない
  • 生活水準を守る
  • 住民税を特別徴収から普通徴収にする

副業をやっていると、どうしても誰かに認めてもらいたくなってしまいます。

その気持ちすごくわかります。

軽い雑談で取り上げた話で、副業がバレてしまったというのはよくある話です。

また住民税の額で、副業がバレてしまうこともあるので、給与から天引きされる特別徴収から、ご自身で住民税を納付する、特別徴収に切り替えましょう。

バーチャルオフィスにおけるリスクの回避方法

バーチャルオフィスにおけるリスクは様々ですが、しっかり対策すればリスクを回避できます。

どのような回避方法があるか確認していきましょう。

利用したいプランの確認

利用したいプランの確認は、「以外に料金が高かった」というリスクを回避できます。

例えば電話番号。

クライアントと連絡をとるのは、ご自身の携帯電話で十分という方もいらっしゃいます。

ご自身のビジネスに最適なプランを検討し、バーチャルオフィスを契約すると料金が高くなるリスクを回避できるでしょう。

業種の確認

開業しようと思うビジネスが、実体としてのオフィスが必要かどうかは確かめる必要があります。

許認可の問題以外にも、作業スペースがないと開業できない業種もあります。

  • 調理を行う飲食業
  • 診察を行うクリニック

などです。

バーチャルオフィスを利用できる業種なのかを事前に確認するようにしましょう。

運営会社の確認

バーチャルオフィスのもう一つのリスクは、運営会社がバーチャルオフィスのサービスをやめてしまうことです。

サービスを止めてしまうと、また1からビジネスの拠点を探さないといけません。

そのため、信頼できる運営会社のサービスを利用しましょう。

見分けるポイントは以下の通り。

信頼できるバーチャルオフィスの運営会社
  • 資金力が豊富な大手
  • 顧客満足度が高い
  • 自社ビルで運営している
  • バーチャルオフィスの運営歴が長い

以上のどれかに当てはまるバーチャルオフィスを利用しましょう。

おすすめのバーチャルオフィスサービス

おすすめのバーチャルオフィスは以下の通り。

おすすめのバーチャルオフィス

以上の運営会社から、自分の使いたいサービスを選べば間違いないでしょう。

まとめ 

バーチャルオフィスのリスクを解説いたしました。

バーチャルオフィスにはリスクやトラブルは確かに存在します。

しかし正しく使えば、ご自身のビジネスを拡大させるのに大きく役立つでしょう。

もし少しでもバーチャルオフィスに興味が出てきたという方は、ぜひ下記のページを御覧ください。

ご自身にピッタリのサービスが見つかるかもしれませんよ!

バーチャルオフィスのリスクに関するQ&A

Q
バーチャルオフィスを利用すると、どのようなリスクが考えられますか?
A
  • 事務所要件を満たさないため、特定の許認可が取得できない場合があります。
  • バーチャルオフィスの提供会社が突然の倒産やサービス終了により、住所や電話番号が使用できなくなるかもしれません。
  • 他の企業と同じ住所を共有しているため、信用度が低下する可能性があります。
Q
バーチャルオフィスの住所を法人登記に使用する際、何か特別な手続きや注意点はありますか?
A
  • 事前にバーチャルオフィスのプランが法人登記可能か確認しましょう。
  • 許認可が必要な業種の場合、バーチャルオフィスの住所が使用できるか、関連する行政機関に問い合わせましょう。
Q
バーチャルオフィスのサービスが終了した場合、どのような対応が必要ですか?
A
  1. 新しいオフィスの住所を速やかに見つけ、必要な変更登記や通知を行いましょう。
  2. 顧客や取引先に新しい連絡先を通知しましょう。
  3. サービス終了の理由を確認し、同じようなリスクを持つバーチャルオフィスを選ばないようにしましょう。

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